精神科の治療について

 精神科では、統合失調症、気分障害(うつ病、躁うつ病)、認知症等の患者様の治療を行っています。

 一人ひとりの患者様に合わせて以下の方法を組み合わせて治療し、患者様が安定した気持ちで生活できるように支援いたします。

1)薬物療法 ・・・ 幻覚妄想、気分変動、不眠等の症状を緩和します。
2)精神療法 ・・・ 治療者との対話を通し、安心感、感情の表出、認知の改善等を図ります。
3)作業療法 ・・・ 作業活動や人との関わりを通し、気分転換をしながら現実感を育みます。
4)生活技能訓練 ・・・ 対人関係等、生活能力の改善を補助します。
5)心理教育 ・・・ 疾患の原因や症状、薬、症状悪化の予防等について、学習します。
6)環境調整 ・・・ 家族、職場や社会の支援を実現するために、連携を行います。

 早期に受診し外来通院のみで回復するケースもあれば、症状が悪くなって入院に至るケースもあります。
 仁明会病院では特に入院治療に力を入れているため、当院外来に通院中の患者様だけでなく、近隣の精神科診療所に通院されている方、総合病院に入院中の方、施設で生活されている方、自宅にいて精神科受診歴のない方の精神状態が悪化したとき、病院の紹介等で当院へ入院していただいています。
 入院治療では、精神科医、看護師、薬剤師、臨床心理士、作業療法士、精神保健福祉士、検査技師、栄養士等によるチーム医療で、日々変わる病状に対応した細やかなケアを行うことができます。

 また、改善して退院した後も、症状悪化を防ぐために通院治療を続け、家庭や社会とのつながりを取り戻しながら回復していきます。
 社会とつながる最初の段階では、病院のデイケアや地域にある作業所に参加してレクリエーションや作業を行うことが多くなります。そこで、病状に理解を持つ現場の担当者に見守られて、楽しんだり、人と交流する能力や持続力等を養っていきます。