認知症のための作業療法とは

認知症のための作業療法とは

認知症の進行の防止には、

  • 適度な「快」の刺激
  • 楽しいこと、前向きなことに頭を使う
  • 「まだ自分にはこんな能力が残っている」という自信を持ち、意欲を持つこと

以上のことが非常に重要です。

様々な活動を通じて、これらの目的に働きかけるのが作業療法です。

認知症のための作業療法とは

作業療法プログラム

午前 日付の確認、ラジオ体操、朝の歌
合唱 手工芸 手工芸 合唱 手工芸 手工芸
午後 ストレッチ体操(火曜日は転倒予防体操も並行して実施)
手工芸 ゲーム ゲーム 手工芸 ゲーム ゲーム
個別身体機能訓練

集団プログラム

ラジオ体操、ストレッチ体操

毎日の午前、午後のプログラム前に行っています。

朝の歌

月替わりで季節の歌を歌っています。

合唱

唱歌、童謡、演歌、歌謡曲等のジャンルから、様々な時代のものを取り入れています。

個別プログラム

手工芸

毎日の午前、午後のプログラム前に行っています。

転倒予防体操

イスに座ったままでのストレッチ体操では活動量が不足している方や、独歩可能だが転倒のリスクの高い方に、週に一度、立位での体操を行っています。

個別身体機能訓練

身体障害を合併している方や、活動性の低下等により、手足の関節が硬くなってしまった方を対象に、個別での身体機能の維持向上を目的とした訓練を行って います。

ゲーム

身体を使ったゲームや頭を使ったゲーム、個人戦からチーム戦まで、様々なゲームを日替わりで行っています。

その他

その他プログラム

 作業療法プログラムの時間以外でも、一緒に洗濯や食器の片付けを行ったり、力仕事を依頼したり、その方の生活暦に応じた家事作業や役割活動を提供し、日々の生活そのものがリハビリの一環となるよう関わっています。

 手工芸やゲームは難しい、あまり興味がない、という方にも、一緒に音楽を聴いたり、本や新聞・雑誌等を見たり、日光浴や散歩、興味のある話題の提供、キャッチボール等、その方に合った活動を通して、孤立を防ぎ、興味や関心、表情を引き出す関わりを続けています。